何か書くこと無いかなぁ~と考えていた所トールビョーンを考察しろ」と天啓が降りてきたのでクイックプレイで8戦フルトールビョーンでプレイしてきました。戦績自体は何故か6勝2敗と善戦しましたが現環境に適しているヒーローとは言い難いです。何が厳しいのか、何をしたらそれなりに善戦できたのかを「現環境」を意識して紹介していきます。

Torbj_rn_Overwatch_007
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◆《リベット・ガン》(メイン)
2枚盾構成が主流の今、1発70ダメージはあまりにも貧弱。また、ダメージヒーローもドゥームフィストを筆頭にリーパーメイと250族を見かける機会が多くこれらのヒーローに対してヘッド+体でキルできない点が痛すぎる(なんなら、敵アビリティの絡み次第でヘッドヘッドで落ちない事も)。

基本的にメイ《凍結ブラスター》(サブ)の劣化と言わざるを得ない現状、タレットの攻撃誘導など後述のアビリティとのシナジーをどれだけ発揮できるかが肝。

◆《リベット・ガン》(サブ)
全弾ヒットで105と中途半端なダメージ量。そもそもタンク以外に対して全弾ヒットさせる事自体至難の技だが、全弾ヘッドさせても250族をキルできない。盾割り性能としてはそこそこの性能ではあるものの、サブ射撃時の弾持ちの悪さや接近のリスクの高さが立ちはだかる。

◆《フォージ・ハンマー》
タレットが自立した今ほぼほぼ使われなくなってしまった。ヒーローガントレット専用技と言っても過言ではない。一応、通常近接攻撃よりもダメージが高い。

◆《タレット設置》
2枚盾構成を構築する両タンクが距離減衰の影響を受けないメイン射撃を持つため、射線上に味方の盾が無ければ即「ワシの子がぁ~」。オリホッグ構成に比べ2枚盾構成は盾の位置が動きやすいので動けないタレットは置いてきぼりになりやすく、高火力ヒーローが跋扈する現環境ではタレットの火力では守る価値も薄いうえ、高い回復能力を持つモイラの選出率の高さも向かい風。

ただ、これを使わないとトールビョーンを出している意味がないのでなんとか可能性を見出したい。

◆《オーバーロード》
舐めて飛び込んできた相手にカウンターパンチをお見舞いするトールビョーンの生命線。ウィンストンドゥームフィストが突っ込んできたときに発動すると相手のプランを崩せるが結局相手依存。

射撃レートUP、リロード速度UP、移動速度アップ、体力UP、とオプションもりもりなので雑に使っても大体いいことが起こるのは嬉しい。アーマーの強化、クールタイムの短縮が現在PTRサーバーでテストされているので、ここでトールビョーン力が試されるようになると予想される。

◆《モルテン・コア》
強い、おそらく実装されてからずっとそう言っているがいまいち結果が伴わない。吸収・反射、カウンターUlt等々、返す手段は多数あるものの時間を奪い合うOWにおいて面攻撃の強さは揺るがないはずなのだが…。

前回アップデートで発動までに必要なコストが軽減され数値上回転率は上がったが、2枚盾を突破できないので望むような高回転には期待できない。

◆それでもトールビョーンを使いたいあなたへ
この様に現環境においてお世辞にも強いヒーローとは言えないトールビョーンですが、それでも使いたい、次期環境に期待という方に向けて今回個人的に「アリか?」と思ったポイントを紹介します。

まず『以前までの立ち回り』のみでは、かなり厳しい試合展開にるということを念頭に置いておきます。もちろん必要・有効な場面もありますが、何かしらのアクセントを付けたほうが輝きます。

私が思っている以前までの主な立ち回りというのは、
・高機動ヒーローへの牽制
・盾で守ってバック火力上げ、盾裏の被攻撃対象の増加
です。

現環境の主流、盾無視高機動ヒーローは耐久力が高く牽制の価値は薄く、盾割り戦をするにしても相方にバスティオンを据えるくらいの入れ込みが無ければトールビョーンを加える事による盾割り性能の低下は補えません。

そこで、オススメする立ち回りはタレットの《B.O.B》的運用。簡単に言うと上記2パターンの様に常に設置しておくのではなく、必要なときに投げ、不要になれば即壊すという感覚。

タレットは投擲時にバリアアビリティの阻害を受けますが、《プロテクティブ・バリア》を飛び越える角度で15~6m先まで投擲可能です。ギリギリキルに至らず盾裏に逃げられてしまうという場面でこの性質が生きます。自身がオリーサ入りの形で受けていればダメージのバラ撒きに期待出来るので狙える機会もそこそこあります。

相手が2枚盾構成の場合は相手のミス待ちに近い狙いになってしまうので厳しければ、自らが横にズレて削りに行く必要があります。この場合《リベット・ガン》(メイン)によるタレットの攻撃対象指定を活かしていきます。メイン射撃、タレットの射撃共に距離減衰の影響を受けないのでヘッドショット1発とタレットによる射撃(CS版は10、PC版14ダメージ)数発で安定してキルする事が可能。タレットの索敵範囲は40mと、よほど離れていない限り射線が通れば射撃してくれるので、中央や後衛の敵サポート(受けで深めに置いているマクリーなども)に対して短時間でのキルを狙います。

このとき覚えておきたいのが、タレットは成長中でも射撃による対象指定を受け付けているという点です。基本的にタレットを索敵範囲内に敵がいる状態で設置した場合、最も近い敵を優先してLv.2状態になり次第攻撃しますが、射撃を行わないLv.1状態の時点でもメイン射撃を索敵範囲内の敵にヒットさせていれば、そちらを優先して攻撃してくれます。

遠くに投げる→撃つの流れです。いい感じにタレットの完成と《リベット・ガン》(メイン)の命中タイミングが噛み合わせられれば相手の対応猶予をかなり制限できます。取り敢えずのバリアで抵抗されるパターンもありますが、一度展開すると再展開までにラグのあるオリーサシグマは結構嫌な顔してくれます。

前線向き合っての状況から一人はみ出すことになるので保険として《オーバーロード》は残しておきたいです、体力UPと機動力UPで誤魔化せる場面が多いので。

この立ち回りのデメリットとしては、相手の裏取りセンサーのような使い方ができなくなってしまう事と、攻撃できない貧弱状態のタレットを一瞬とは言え敵に晒してしまう事。前者は立ち回りでカバーできますが、後者は設置後に体力が伸びていくというタレットの性質上、設置時に攻撃が重なってしまうと一瞬で破壊されてしまうリスクがあります。その分、事前に立ち回りを練られにくい、咄嗟の戦況変化に動揺を誘えるというメリットもあります。

これらによって効率的なダメージ出しを行い《モルテン・コア》を回していくというのが理想です。この《モルテン・コア》発動時も《オーバーロード》を発動してからにすると、シャットダウンのリスクを軽減できるのでなお良しです《モルテン・コア》発動後の《オーバーロード》発動は不可)
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この様に今までとは違った立ち回りを選択できるようになれば一応活躍の機会はありました。次期環境では全体的にバリア耐久値が低下する、アーマーが強化されるなど環境自体はトールビョーンにとって追い風となる部分が多く《オーバーロード》+《リベット・ガン》(サブ)がなかなか活躍してくれるのではないでしょうか?


















とここまで書いておいてなんですが《B.O.B》的運用をするのであれば、アッシュを練習して《B.O.B》を運用したほうが良い、同じ面攻撃Ultを持ちメイン・サブで大きく性質が変わるメイ、タンクにショットガンならリーパーで立ち回ったほうが良いと言うのが結論且つ本音です。

次期環境においても、ダメージヒーローへのテコ入れはほとんどされていないので現在の上位ヒーローは健在で、盾割りの恩恵の大きいスナイパーが台頭してくるのではと予想されます。そんな中《オーバーロード》のクールタイムが短くなった程度で優先的にトールビョーンを採用する機会は無いと思ってます(別に嫌いなわけではないです)。
Overwatch 2019_12_02 3_23_36
トールビョーンが強い環境はかなり鬱陶しそうですが、もう少し武器を与えてやってもいいのでは?